新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出され、業務に大きな支障が出ている企業が増えてきているのではないでしょうか?
それを受けて、業務形態を「リモートワーク」に移行したいと考えている方も多いと思います。しかし、急にリモートワークを進めようと思っても一筋縄ではいかないでしょう。そんな中、リモートワークを後押しする手段として「web会議システム」があります。
そして、もともとは有料ですがコロナの自粛期間限定でサービスの無償提供を開始したweb会議システムが出てきています。
この記事では、コロナの自粛期間限定でサービスの無償提供を開始したWeb会議システム8選を紹介するとともに、無料Web会議システムを導入する際の選定ポイントやメリットデメリット、普段から無料で提供しているweb会議システム7選を紹介します。
おすすめサービスの比較を無料で!
ダウンロード時にご登録された個人情報は資料ダウンロードボタンが表示されているサービス運営会社(その連携会社)に提供されます。
このページの目次
画像出典元:「Calling」公式HP
「Calling」は操作性に優れたWeb会議システムサービスです。PC・スマホ・タブレットの各デバイスからURLをクリックするだけで利用可能なので、誰でも簡単に使えます。オンラインの商談でサポートの向上を図りたいと考えている企業には非常に適したサービスです。
非常に使い勝手が良く、画質・音質も優れているシステムなので無償利用できるこの機会に一度試してみることをオススメします。
30日間無料トライアルを実施しています。
・アカウント登録が面倒で、URLだけで会議を行いたい企業
・他社に対してのプレゼンテーションをオンラインで行う予定のある企業
・30人以下で会議をしたい企業
・商談中にその場で資料ダウンロードを行いたい企業
料金は初期費用20万円+1ID1,500円 / 月となっています。
契約してるユーザーが入室してないと通話が出来ない仕組みとなっておりますが、通話無制限&ルーム作成無制限と、充実した内容となっています。
画像出典元:「Google Meet」公式HP
Google Meet(旧:Hangouts Meet)とは、G Suiteユーザー向けWeb会議サービスです。web通話機能以外にもグループチャット機能や画像共有機能なども付いているためweb会議システムとして十分に機能します。
またGoogleアカウントを持たないユーザーでも、ゲストとしてであればweb会議に参加することが可能です。
20年5月上旬から日本を含む世界各国で無償提供が開始します。
参加人数の上限は100人で、通常時は1回の会議は60分までという制限がありますが、20年9月30日までは時間無制限で利用することができます。
同じように大人数での会議が開催できる無料web会議システム「Zoom」では、参加人数の上限は同じ100人ですが1回の会議は40分までという制限があります。そのため無償提供期間中は「Zoom」よりも「Google Meet」の方がお得だと言えます。
・大人数でweb会議を開催したい企業
・セキュリティ問題が心配な企業
Google Meetでweb会議を開催するためにはG Suiteユーザーである必要があります。G Suiteの料金プラン/1ユーザーは以下の通りです。
画像出典元:「bellFace」公式HP
ベルフェイスは「インサイドセールスに特化した」Web会議システムです。スムーズな資料共有機能・共有メモ機能・録画機能など快適な商談を実施するための機能が満載です。初めて使うクライアントでもたったの5秒で簡単に接続できるので、とても便利です。
しかし、あくまで営業活動に特化したシステムなので社内会議での利用を検討している企業にはオススメしません。
20年4月30日までの申し込みで、5月31日まで期間限定で「サービス無償提供」を実施しています。
・インサイドセールスに力を入れている企業
・1対1の商談をする営業部門
・専用ソフトのダウンロードやインストール、初期設定などのセッティングを面倒だと感じる企業
画像出典元:「LoopGate」公式HP
「LoopGate」は全国に拠点がある企業などにおすすめのツールです。簡単なリモコン操作で扱えるため、IT活用が苦手な社員でも使いこなせます。
会議だけではなく、研修や無人受付までその使い道は多岐にわたります。遠隔地との情報共有が課題の企業で重宝するでしょう。
テレワーク・在宅勤務の導入支援サポートを開始しています。
・全国に拠点があるため、無線LANで場所にとらわれずに使用したい企業
・遠隔地へ商材の色・形をリアルに伝達したい企業
・ITリテラシーに自信がなくリモコン操作などに抵抗のない企業
「FreshVoice Webinar」はインターネット上でセミナーを開催できるウェビナーシステムです。
参加者は好きな場所でセミナーを視聴でき、セミナー終了後は質疑応答も行えます。商品説明や代理店セミナー、社内セミナーなど様々な種類のセミナーを実施できます。
4月30日までの申込で、初期費用10万円が無料になります。
・Google Chromeをインストールしている企業(PC参加の場合インストールが必須)
・ウェブセミナーを多く行う企業
料金については、問い合わせを行う必要があります。
画像出典元:「V-Cube」公式HP
V-CUBEミーティングは、5,000社以上が導入しているクラウド型のWeb会議サービス。
安定した接続、シンプルなインターフェイスが特徴です。Web会議ツールを導入する際には、まず検討することをお勧めします。
クリニックをはじめとする医療機関のオンライン診療や電話診療をサポートする「期間限定オンライン外来代行」サービスを4月20日から提供開始します。
・最高レベルの映像品質を望む企業
・その場でアンケートを取って多数決を取りたい企業
・web会議システム導入を考えている大手の企業(多数の導入実績があるため)
・民間企業以外の医療機関
画像出典元:「StarLeaf」公式HP
働き方改革や時短勤務が可能となるような、会議を効率的かつ迅速に行うための機能が備わっています。
ワンタッチでビデオ会議を開始できる上、グループを作成してチャットや資料共有が可能なため、隙間時間を利用しながら上手に時間を使うことができます。
無料版が使用可能になっています。以下が主な機能です。
・ 無制限の1対1通話
・ 最大45分の無制限の会議(1会議あたり20人までの参加)
・ 無制限のインスタントメッセージとグループチャット
・マルチデバイスを使用してどこでも会議をしたい企業
・移動中に会議予約、グループ作成をするなど隙間時間を活用したい企業
・企業データの漏洩に備えて会議を退出したアカウントの削除を自在にしたい企業
・マニュアルなしで直感的に操作できることを重視する企業
無料トライアルやデモからスタートして使用感を確かめてから購入できます。
HPからの問い合わせで、利用状況にあわせた適切な購入の仕方を案内してくれます。
接続装置の購入の他、ライセンスだけの購入も可能です。会議室数に対するライセンスか、ユーザ数あたりのライセンスという2種類の契約体系があります。
画像出典元:「FACE HUB」公式HP
Web会議システムによくある不要な手間が省かれており、コンタクト開始までの労力を削減できます。豊富なオプション機能の中から必要なものだけを選んで自分の使いやすいようにカスタマイズする事も可能です。
詳細は、資料請求が必要ですが無償提供を行っています。
・オプションで必要な機能を取捨選択したい企業
・アカウント登録やソフトのインストールが面倒だと感じる企業
・音声の自動文字化を必要とする業務があるメディア系の企業
・比較的小規模な会議のみを行う予定の企業
基本機能は無料での使用が可能です。
利用するシーンに応じて、必要なオプションのみをカスタマイズすることで、不必要な出費も防げます。
詳しい料金プランについては問い合わせが必要です。
画像出典元:「Zoom」公式HP
Zoom(ズーム)は、UBERやデルタ航空などの米国企業の間で広く利用されているweb会議システムです。
会議の参加者はアカウント登録の必要なく、パソコンからスマホまであらゆるデバイスから、いつでも、どこにいても簡単にアクセスできます。
最大の特徴は、40分までなら最大100人まで同時に参加できるという点です。採用活動の会社説明会などの、不特定多数のゲストを招いて大規模なミーティングを開く場合に頼りになります。
1対1の通話の場合、時間やミーティング数の制限がないのも嬉しいポイントです。何度も連絡をとることになっても安心ですね。
この他、デスクトップとアプリケーションが共有できる画面共有機能や、部屋の様子を見せず、その場に相応しい背景に変更できるバーチャル背景機能など、テレワークに便利な機能が無料で利用できます。
・画面共有機能
・動画や音声の記録機能
・バーチャル背景
・カレンダーアプリ連携機能
・プライベート/グループチャット機能
フリー | プロ | ビジネス | |
月額費用 | 0円 | 2,000円 | 2,700円 |
Skype(スカイプ)はマイクロソフト社が提供する、最も有名なweb会議システムの一つです。パソコン、タブレット、スマホだけでなくアレクサからでも接続でき、ITツールに不慣れな方でもスムーズに始められるのが特徴です。
ただ、ミーティングホスト・ゲストの両者にアプリのダウンロードとアカウント登録が必要になってくるので、決まった相手とのやり取りに向いていると言えるでしょう。
無料版ではビデオ通話の制限時間は1通話毎に4時間、1日あたり10時間、1ヶ月あたり100時間までとなっています。
画面共有機能や動画・音声の記録機能、背景ぼかし機能などの基本的な機能は完備されており、他に、固定電話に発信できる機能や音声・ビデオ通話中の言葉を文字に変換してくれる「リアルタイム字幕機能」が備わっています。
・画面共有機能
・動画や音声の記録機能
・背景ぼかし機能
・リアルタイム字幕機能
・位置情報の共有
フリー | Business1 | Business2 | |
月額費用 | 0円 | 220円 | 600円 |
画像出典元:「Cisco WebEx Meetings」公式HP
「Cisco WebEx Meetings」があれば世界中の仲間や顧客と繋がることができます。「Cisco WebEx Meetings」はクラウドを使用しているため、どんな端末からでもWeb会議に参加可能。
会議への参加率がアップする他、出張費などのコスト削減にも役立ちます。
従量料金制と定額料金制の2種類が存在します。
画像出典元:「Whereby」公式HP
Whereby(ウェアバイ)はシンプルな操作性が特徴で、ミーティングゲストはアプリのダウンロードやアカウント登録することなく、主催者から送付されたURLをクリックするだけでミーティングに参加できます。
ミーティングホストの方も操作は簡単です。アカウント登録はメールアドレスだけでよく、URLを参加者に送るだけで、簡単に招待できる招待機能が備わっています。その他の基本的な機能、画面共有、動画・音声の記録もしっかり完備。カスタム背景機能を使えば、自社商品を背景にして宣伝することもできてしまいます。
無料プランではミーティングルームは1室のみ、ビデオ通話は一度に最大4人までとされています。
面倒な手間を省いて迅速に小規模ミーティングを行いたい場合におすすめのweb会議システムです。
・画面共有機能
・動画や音声の記録機能
・カスタム背景機能
・招待機能
・Youtube連携機能
フリー | プロ | ビジネス | |
月額費用 | 0円 | 9.99ドル | 59.99ドル |
社内外コミニュケーションを潤滑に進める役割があるとして最近注目され始めています。
インターネット接続があればスマホやタブレットからでも利用ができ、気軽・タイムリーにやり取りが可能です。タスクやファイルの管理も可能なので、より効率的に仕事ができます。
フリー | パーソナル | ビジネス | EP | |
月額費用 | 0円 | 400円 | 500円 | 800円 |
全ての機能を無料で利用することができ、操作も容易であるという点で非常にコスパの良いツールです。
映像・音声ともに高品質。内容を参加者とリアルタイムで共有できるホワイトボード機能があり、会議を円滑に行えます。
無料で利用できます。
主催者以外はアカウント不要で利用人数は最大10人と、小規模会議を行うには十分です。
ただし画像の乱れが生じるなど画質音質の面で、appear.inやZoomにやや劣ります。
チャットでやり取りができる「メッセージ機能」、動画でコミュニケーションがとれる「ビデオ通話」、音声のみでコミュニケーションがとれる「音声通話(Googleアカウント宛のみ)」など、すべての機能が無料です。
無料で利用できます。
様々な無料のweb会議システムが存在する中で、自社に最適なものを選ぶ際には何に気をつければ良いのか疑問も多いと思います。
以下の記事ではweb会議システムの選定ポイントを紹介しているのでご参照ください。
今回は、普段は有料だが期間限定のweb会議システムと普段から無料のweb会議システムを紹介しました。
では、実際に有料版と無料版ではどのような点が異なるか、ポイントをまとめます。
無料web会議と有料版との主な違いは、
の2点です。
利用制限に関しては、無料プランでは通話時間やミーティングの開催回数、最大接続人数などに上限が設けられていることがほとんどです。
そのため大規模にweb会議を行う際には支障が出てしまうケースが多いです。
新型コロナの影響で、会社全体でリモートの会議をする場合には無料版だとストレスが多くなってしまうことも考えられるでしょう。
セキュリティ面については、有料版の方が安心度が高いです。例えば、zoomもセキュリティの脆弱性が指摘されたばかりです。
ただ、最近では高度な暗号化や新通信方式を採用し、安全性を大幅に向上しているシステムも増えてきているため情報漏洩に関してシビアな業界でなければ大きな心配は必要ありません。
また、いくらセキュリティの整った有料のシステムでも、社員が公の場所でシステムを利用し、周囲に聞こえるボリュームで機密情報を話していては意味がないように、セキュリティに関してはシステムだけでなく社員の行動に委ねられる部分も大いにあります。
このように、有料版の方が機能性が高いことは確実ですので、コロナ期間に有料システムを無償で使えるのは見落とせないチャンスです。
ぜひ、この機会にweb会議システムを活用していきましょう。
いかがでしたか?どのようなWeb会議システムで、どんな新サービスが提供されているのか、お分かりいただけたかと思います。
システムの導入によって、ストレスフリーなリモート環境だけでなく、生産性の向上やビジネスのスピードを高めることが可能です。
コロナ自粛期間だけでなく、今後もリモートワークは推進されていくと考えられるので、ぜひ本記事でご紹介した無料Web会議システムをの導入を検討してみてください!
画像出典元:O-dan
100社の導入事例まとめがついてくる!
起業LOG独自取材!
100社の導入事例まとめがついてくる!
資料請求した方には、起業LOG編集部が独自調査した導入事例まとめをプレゼント!
ダウンロード時にご登録された個人情報は資料ダウンロードボタンが表示されているサービス運営会社(その連携会社)に提供されます。