eラーニングシステム(e-Learning)とは、パソコンやスマートフォン、タブレットを使って、オンライン上で学習ができるシステムです。
システム上で教材作成や受講管理が簡単に行えるため、教育担当者の手間の軽減ができます。
また、時間と場所を選ばず学習できるので、リモートワークと相性が良く、集合研修からの切り替えを検討する企業が増えています。
ですが、eラーニングシステムはその数50社以上もあり、そこから1社を選ぶのは大変な作業です。
この記事では、おすすめの20社の強みを整理し、迷った際の選定ポイントなども解説します。
自社のニーズにぴったりのeラーニングシステムを一緒に探していきましょう!
このページの目次
画像出典元:「MENTER」公式HP
「MENTER」は、クイズ形式の取り組みやすい学習で、組織のITスキルの強化に貢献するeラーニングシステムです。
個人のダッシュボード上でスキルを定量化して示してくれるため、苦手分野の発見や成長過程のモニタリングとしても活用できます。
PC業務の生産性やビジネススキルを向上させたい社員を抱えている企業におすすめのサービスです。
初期費用なし。20名以以下の場合は、月額5万円。20名以上の場合は、月額1名2500円(税抜)。
画像出典元:「LearnO」公式HP
独自の教育テキストや研修内容に沿ったeラーニング開講を目的としている会社に合ったサービスです。
初めから講習が揃っているわけではなく自社での準備が必要なため、一から教育体制を整えたいと思っている企業にはあまり向いていません。
PDFコンテンツ・動画コンテンツ・テスト問題のいずれかがあればすぐに運用スタートできますが、教材が自社で整っていない場合には、コンテンツ制作会社の紹介は行ってくれるようです。
同時アクセス数は実質無制限なので、社員数が1,000人以上などの大規模の会社でも多く活用されています。
プラン | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
4,900円プラン | 0円 | 4,900円~/50人~ | 動画なしの最安プラン |
標準プラン | 0円 | 14,900円~/100人~ | 動画ありの安心プラン |
教育設計プラン | 0円 | 要見積もり | 専門家が要望に合わせて開発 |
最安値はユーザー数50人までの月額4,900円プランです。
1か月の無料トライアルが可能なため、まずは試験的に使用してみることをおすすめします!
「SmartBoading」は、企業独自の教育コンテンツの作成を通常の約4分の1の時間で作成可能なeラーニングシステムです。
自作コンテンツが作成できるのはもちろん、360以上ある既存の学習コンテンツも利用できます。
さらに、参加型のオンライントレーニングメニューも充実しており、集合・対面研修の良さも取り入れた教育が実施できます。
1IDあたり月額980円。
ID数によっては、ボリュームディスカウントが可能なため詳細はお問い合わせください。
「ひかりクラウド スマートスタディ」は、NTT東日本の提供する信頼のeラーニングシステムです。
手持ちの教材をアップロードするだけで、簡単にオンライン教材を用意することができます。
また、スライドやテストだけでなく、記述式のレポート採点機能がある点も魅力的です。
初期費用 | 月額費用 | |
基本機能 | 5,500円/1契約 | 110円~/1ID |
メモリの増設、ビデオ機能などを利用する場合はオプション料金が別途必要です。
『playse』は、教材3,000レッスンが見放題なので教材を選ぶだけですぐに始められます。
動画・スライド・PDFなどで自社教材を作成も可能です。
利用料金は有効ID数分のみの支払いとなり、IDの有効と無効は簡単に切り替えられるのでコスト面で無駄のない運用ができます。
月間の受講者 | 初期費用 | 月額費用 |
30人まで | 100,000円 | 15,000円 |
31人~500人 | 100,000円 | 500円~/1ID |
1001人以上 | 100,000円 | 300円~/1ID |
画像出典元:「サイバックスUniv.」公式HP
「サイバックスUniv.」は、650種類以上の多彩なコースが魅力のeラーニングシステムです。
コースは派遣スタッフの年次別・業種別、社員の階層別・職種別等様々なニーズに対応しています。
必要なコースのみをピンポイントで受講することで、コストを抑えて利用することができます。
定額制の会員制サービス(レギュラーパック)の料金プランは以下の通りです。
利用人数 | 入会金 | 月額費用 |
1人~100名 | 50,000円 | 60,000円 |
101名~150名 | 50,000円 | 90,000円 |
151名~200名 | 50,000円 | 120,000円 |
201名~250名 | 50,000円 | 150,000円 |
251名~300名 | 50,000円 | 180,000円 |
この他に従量制サービスもあります。
「CARREERSHIP」は、教材の作成・学習管理機能・受講生とのコミュニケーションツールなど豊富な機能が揃ったeラーニングシステムです。
MBA(経営学修士)・コンプライアンス・ハラスメント対策など、グローバル企業に対応する教材が300以上あり、自社の目的に合った講義を提供できます。
また、人事システムと連携しユーザー情報を最新の状態で維持することが可能です。
詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「SAKU-SAKU Testing」公式HP
「SAKU-SAKU Testing」は、動画ライブラリ1300本、ドリルライブラ3000本という豊富なコンテンツが魅力のeラーニングシステムです。
また、専任担当者が導入時の操作レクチャーや遠隔運用支援もしてくれるため、ツールを更に効果的に活用できます。
無料トライアルルも30日間と長いため、しっかり試してから導入ができる点もおすすめです。
プラン | 月額料金 | 提供ID数 | 利用者人数 |
サクテスライト30 | 月680円~/1ID | 30~ | 30人~ |
サクテススタンダード300 | 月390円~/1ID | 300~ | 300人~ |
「光Webスクール」は、授業やセミナー、インタビューをプロの力で映像化して学習サポートを行うeラーニングシステムです。
レジューム再生・スロー再生も可能なので、学習の理解をより深めることができます。
動画教材が特に有効な、ビジネストレーニングの研修を考えている企業や、学習塾などの教育機関などにもおすすめです。
初期費用 470,000円~、月額費用110,000円~
画像出典元:「AirCourse」公式HP
『AirCourse』は、無料プランと無料プランの両方を提供しているeラーニングシステムです。
無料プランでは受講できるコースや期限に制限はありますが、eラーニングを手軽に始めたい企業にはお勧めです。
有料プランでは、既存の動画講習が受け放題となり、動画教材の自作も簡単にできる点も魅力です。
プラン | 初期費用 | 月額費用 | 特徴 |
フリー | 0円 | 0円 | 手軽に始めたい企業向け |
ベーシック | 0円 | 360円~/月 | 自社でコンテンツを作りたい企業に |
コンテンツプライス | 0円 | 600円~/月 | 全てのコースが受け放題 |
画像出典元:「viaPlatz」公式HP
「viaPlatz」は、動画配信やストリーミング配信機能の充実したeラーニングシステムです。
1000以上のアカウントが参加するような動画配信でも利用可能なので、あらゆる配信に対応できます。
提供元もNTTグループのため配信のセキュリティ環境にも信頼感があります。
パブリッククラウドサービスの料金は以下のとおりです。
プラン | 初期費用 | 月額費用 | 同時視聴 |
ベーシック | 50,000円 | 40,000円~/月 | 10 |
プロフェッショナル | 50,000円 | 80,000円~/月 | 25 |
プレミアム | 50,000円 | 120,000円~/月 | 50 |
プライベートクラウドサービス、オンプレミスの料金については、以下の記事を参考にしてください。
識学は1,500社以上の導入実績がある、経営者やマネージャーが独自のマネジメント理論を学べるサービスです。
感情論や精神論には左右されないマネジメント理論を通して、売上向上・離職率低下を図れます。
eラーニングシステムの他にもマンツーマン指導など、多彩な学習環境があり、自分の都合に合わせて柔軟に学べます。
資料をご参照ください。
画像出典元:「Winning Toether」公式HP
「Winning Together」は、日本企業で働く外国人と、日本人との相互理解を促すためのeラーニングシステムです。
日系企業に入社する外国人スタッフ向け、外国人を受け入れる日本人向け、の双方に適した内容がパッケージ化されており、短期間での効果が期待できます。
「良く陥りがちな落とし穴とアドバイス」など、ケーススタディも充実しています。
日本人向け・外国人社員向けで各9,800円(税抜)です。詳細はお問合わせください。
画像出典元:「business pocketベーシック」公式HP
「business pocket ベーシック」は、教育企業の東京書籍が提供するeラーニングシステムです。
そのため、提供する研修スライドや動画は専門家監修のもと制作されており、信頼のおける教材を用いた学習ができます。
受講者管理画面もわかりやすく、社員ごとの弱点の把握にも役立ちます。
プラン | 年間費用 | 最小契約数 |
ベーシック | 12,000円~/1ID | 10ID |
おもてなし英語 | 3,000円~/1ID | 10ID |
画像出典元:「派遣のミカタ」公式HP
『派遣のミカタ』は派遣業界に特化したeラーニングシステムです。
3,000ものレッスンが見放題で、様々な職種にあわせたキャリアアップ素材が多数あります。
ユーザーIDの発行・削除を即座に行うことができるので、最小限のコストで運用することができます。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
100,000円 | 15,000円 | 〇 |
「etudes」は数十万人規模のID発行に対応でき、大手企業や省庁も導入する信頼度の高いeラーニングシステムです。
情報をパネル型で提示するなど、マニュアルなしで誰でも簡単に利用できる操作性が魅力です。
eラーニングに加えて集合研修の申込・履歴管理も可能なため、2つを組み合わせた研修を検討中の企業にもおすすめです。
初期費用はかかりません。月額料(要問い合わせ)だけで使用することができます。
『Cloud Campus』は、社員数が多く、企業内研修や資格試験などの人材育成に力を入れている企業にオススメのeラーニングシステムです。
質問やディスカッションなどが行えるコミュニケーション機能があり、受講者の積極性を引き出せるようなデザインが魅力です。
管理者と受講者の双方にとって非常に使いやすく設計されています。
プラン | 初期費用 | 月額費用(年間契約) | コンテンツ制作者数 |
Entry | 100,000円 | 70,000円~ | 10名 |
Standard | 200,000円 | 200,000円~ | 100名 |
Pro | 500,000円 | 360,000円~ | 無制限 |
画像出典元:「iTutor」公式HP
マニュアル作成ソフトである「iTutor」ですが、簡単にeラーニングを作ることができます。
習得させたい内容を実際に一連の手順で行ったものを iTutorで録画するだけで簡単に教材の作成ができます。
管理者機能では、研修を受けた受講者の習熟度を測定することも可能です。
プラン | 価格 | 概要 |
プロフェッショナル | 600,000円~ | 満足度&導入数がダントツ |
スタンダード | 450,000円~ | 動画とドキュメントメインにしたい方向け |
エントリーオフィス | 250,000円~ | 動画が必要なければ十分な機能 |
エントリービデオ | 250,000円~ | 動画のみでの使用がおすすめ |
Mac | 150,000円~ | Mac専用プラン |
画像出典元:「edem LMS」公式HP
「eden LMS」は、初期費用0円でWeb上でかんたんに教材の作成ができるeラーニングシステムです。
ワープロソフト感覚で文章と画像を入れていくだけで、誰にでも簡単に教材の作成ができます。
料金プランが月単位で変更が可能なため、コスト面でも使い勝手の良いサービスです。
ユーザーID数無制限のプランは以下のとおりです。
最大同時アクセス数 | 推奨受講者数 | 税別月額料金/(年間契約時) |
15 | 300人前後 | 40,000円(36,000円) |
30 | 600人前後 | 60,000円(54,000円) |
50 | 1,000人前後 | 80,000円(72,000円) |
100 | 2,000人前後 | 120,000円(108,000円) |
200 | 4,000人前後 | 210,000円(189,000円) |
301以上 | ‐ | お問合わせ |
他のプランについては、以下の記事を参考にしてください。
画像出典元:「KnowledgeDeliver」公式HP
「KnowledgeDeliver」は、要望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なeラーニングシステムです。
企業・官公庁・医療機関など1,500以上の導入実績を誇り、サポート体制も万全なので、eラーニングをはじめて導入する企業にはうってつけです。
教材は画像だけでなく、音声・映像・テロップ・動作アニメーションを利用することもできます。
品番 | 項目 | 価格 |
KD5E1-100 | 100ユーザーライセンス | 500,000円/100ユーザー |
KD5E1-1000 | 1,000ユーザーライセンス | 1,000,000円/1000ユーザー |
KD5E1-SV | サーバーライセンス(ユーザー無制限) | 3,000,000円/サーバー |
「eラーニングシステム」とは、従業員のレベルや役職に合わせて、その時必要な教育プログラムをオンラインで受講できるクラウドシステムです。
個人での受講・集団受講の実施・受講状況や成果をクラウドで一括管理することで、人材育成カリキュラムの計画を作成、実施、アフターフォロー対策がeラーニングシステム1つで完結できます。
また、人事情報データベースと連結することで、人事異動の参考データや昇進判定の材料として活用することができます。
人材育成カリキュラムを一から社内で作成するには大変な工数がかかりますが、これらを全てeラーニングシステムに任せることが可能になります。
eラーニングシステムと従来の集合研修との大まかな違いは以下の通りです。
eラーニングシステム | 集合研修 | |
受講場所 | インターネット環境があればどこでも可能 | 受講者が一か所に集まる必要がある |
スケジュール調整 | 自分のスケジュールで調整できる | 人数によっては調整が難しい |
コスト面 | システム導入費・月額利用費など | 教材の印刷代・交通費などがその都度かかる |
管理 | 受講者の学習の進捗が一目でわかる | 管理しづらい |
集合研修に比べるとeラーニングでは受講者も管理者も時間や場所に縛られず、効率的に学習や研修を進めることができます。
eラーニングシステムには、1IDごとの「従量課金制」と人数無制限の「定額制」の2種類があります。
一般的に定額制のほうが高価ですが、利用者数が多い場合には割安になる場合もあります。
従量課金制でも、ID発行分の課金か、利用分だけの課金かで費用が変わりますので、一番無駄なく利用できるサービスを選びましょう。
教育・研修は継続的な実施が必要ですし、実際の受講者の反応をみて、修正要望が必ず出てきます。
そのため、教材を入れ替えたり、テストの形式を変えたりするのにどのくらい手間がかかるのか、追加コストがかかるのかを確認しておくことが重要です。
カスタマイズのしやすさもサービスによって異なり、管理画面上から修正できるもの、追加の開発が必要なものもありますので、その対応の柔軟さから最適な1社を選んでみるのもよいでしょう。
eラーニングシステムの多くは、様々な職種や専門領域別の既存教材を提供しています。
何を既存教材でまかない、何を自前で作成するのかを決め、自前で作成する場合の操作感や追加コストなどをみて、一番相性の良いサービスを選びましょう。
また、近年はスライドだけでなく、動画やオンラインディベートなどが可能なサービスもあります。
教材の内容に加え、自社の受講者の特性にあったコンテンツ形式の教材を提供してくれるサービスを選ぶのもよいでしょう。
eラーニングシステムを利用すると、集合研修の会場費・移動費・資料の印刷費用などは不要となり、従業員の移動コスト、また対象の従業員を一同に集めるためのスケジュール調整などのみえづらいコストも削減することができます。
また、eラーニングシステム各社には、自前の教材を作成するための簡易ツールが用意されているところも多く、教育担当の制作にかかる手間も各段に削減することができます。
教育・研修の難しいところは、実施して終わりでは意味がなく、進捗管理や、教育成果の分析作業が必要となることです。
eラーニングシステムには、LMSと呼ばれる受講者の管理システムが含まれており、これまで人事担当者がメールやエクセルで作業していた管理作業を簡単にシステム上で行うことができます。
管理画面の見やすさや分析メニューの多さなどは、各社によって異なるため、紹介画面などを見て使いやすいサービスを選んでみてください。
なお、LMSについてもっと詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。
eラーニングの最大のメリットは時間と場所を選ばないということです。
リモートワークの普及で従業員が自分で業務と学習の時間をコントロールする裁量が増えたため、各人の自由な時間に学習できるeラーニングは効率的な学習のために最適です。
また、LMSを用いて受講者の進捗を管理者側で確認できるため、遅れがちな受講者にアラートを出して全体の学習効率UPに繋げることができます。
一方でeラーニングシステムを導入するデメリットは、教育内容が企業に合っていないと効果が出ない点です。
既存教材を利用しようとしても、結果的に自社の従業員の適正とあっていない場合はせっかくの投資が無駄になってしまいます。
また、自社が利用したいレベルの分析やデータの出力ができないサービスを選んでしまうと、あとで使い勝手で苦労をし、余分なカスタマイズ依頼などが発生する可能性もあります。
教える場面だけでなくトータルの運用をイメージして、一番最適なサービスを選んでください。
この記事では、おすすめのeラーニングシステム20選を比較紹介しました。
eラーニングシステムは従業員にとっては「受けやすく」、管理者にとっては「使いやすい」、非常に魅力のあるサービスです。
リモートワークの普及で業務の様々な機能がオンライン化する今、教育・研修をeラーニングに切り替えて、効率的で効果的な教育体制を構築するには最高のタイミングです。
eラーニングシステムは多種多様なので、様々な強みをもったサービスの中に、必ず自社の要望を叶えるぴったりな1社があります。
ベストパートナーをぜひ選定してみてください!
画像出典元:「O-dan」公式HP
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